专利摘要:
本発明は、液体食品製品用であることが意されたタンク2のための入口8に関する。入口8は、タンク2の側壁11の上端部に配置される。入口8は、さらに、流入する製品がタンク2の内側に沿って扇形に分散するように設計される。また、本出願には、タンクに液体食品製品を供給する方法が含まれている。
公开号:JP2011512157A
申请号:JP2010547587
申请日:2008-12-18
公开日:2011-04-21
发明作者:ルーフステッド、マックス
申请人:テトラ ラバル ホールデイングス エ フイナンス ソシエテ アノニム;
IPC主号:A23L3-18
专利说明:

[0001] 本発明は、液体食品製品用であることが意図されたタンクのための入口であって、タンクの側壁の上端部に配置される入口に関する。]
[0002] また、本発明は、タンクに液体食品製品を供給する方法であって、タンクの液体表面の上から液体食品製品を供給する方法に関する。]
背景技術

[0003] 液体食品を処理する場合、バランス・タンクを介して製品を循環させなければならない状況が生じることがある。処理は、低温殺菌又はUHT処理(超高温)などの何らかのタイプの熱処理であってもよい。他の処理を使用することも可能である。例えば熱処理設備が適切な温度に到達しない場合がある。液体食品製品は、牛乳、クリーム、等々などの何らかの形態の酪産品であってもよい。]
[0004] 液体食品製品をバランス容器又はタンクを介して循環させる場合、製品中への空気の混入を回避することはほとんど不可能である。熱処理しなければならない酪産品中の空気は、熱処理設備内の表面への製品腐敗即ち酸化の危険性を著しく大きくする。また、空気は、達成される精度のレベルをより低くする点で、乳製品の規格化に影響を及ぼしている。また、他の測定設備の精度の低下も存在している。また、食品製品中の空気は、例えば牛乳の均質化に有害な影響を有している。]
[0005] 食品製品中への空気の混入を回避する方法の1つは、バランス・タンク又は容器内の入口をタンクの液体表面より下に配置することである。この方法は、空気の混入を回避する有効な方法であるが、残念なことには、この方法は、処理済みの製品と処理前の製品が混ざる危険性が若干存在する欠点を抱えている。国によっては、さらに、このような解決法の採用を阻止する法律が制定されている。]
発明が解決しようとする課題

[0006] 本発明の目的の1つは、製品中への空気の混入を最少化するタンクのための入口を実現することである。]
[0007] 本発明の他の目的は、製品をバランス・タンクを介して循環させなければならない場合に、処理済みの製品と処理前の製品が混ざる危険を回避することである。]
[0008] 本発明のさらに他の目的は、空気が処理に対する有害な影響を有するあらゆるタイプのタンク、あらゆるタイプの食品処理並びにあらゆるタイプの液体食品製品のために本発明による入口を使用することができることである。]
課題を解決するための手段

[0009] これら及び他の目的は、流入する製品がタンクの内側に沿って扇形に分散するようにタンクの内側の入口を設計することにより、本発明によって達成されている。]
[0010] これら及び他の目的は、さらに、流入する製品をタンクの内側に沿って扇形に分散させる入口をタンクが備えることにより、本発明によって達成されている。]
[0011] 本発明の好ましい実施例は、さらに、添付の特許請求の範囲の従属請求項に示されているように特徴付けられる特徴が与えられている。]
[0012] 以下、本発明の好ましい一実施例について、添付の図面を参照してより詳細に説明する。]
図面の簡単な説明

[0013] 従来技術によるバランス・タンクを使用した流れ図を概略に示す図である。
本発明による入口を備えたバランス・タンクを使用した概略の流れ図を示す図である。
本発明による入口を備えたバランス・タンクの側面図である。
本発明による入口の三次元図である。
本発明による入口を示す他の三次元図である。]
実施例

[0014] 図1では、処理前の製品は、導管1に流入し、バランス・タンク2を通過して、導管3を介して熱処理設備ユニット4へ続いている。熱処理設備ユニット4は、低温殺菌器、UHTユニット(超高温)、又はバランス・タンク2を介した循環を必要とする何らかの他の形態の処理設備であってもよい。] 図1
[0015] 熱処理設備4が適切な温度に到達すると、処理された製品が導管5から流出する。適切な温度に到達しない場合、製品がバランス・タンク2に流入するよう、弁6が閉じて他の弁7が開く。図1は従来技術を示したものであるが、バランス・タンク2の入口8は、液体表面9より下のタンク2の下部領域に配置されている。製品は、熱処理設備4が適切な温度に到達するまで、バランス・タンク2を介して循環する。上で概要を示した循環及びバランス・タンク2内において入口8を低い位置に設ける場合の配置に固有の欠点は、処理前の製品と処理済みの製品が混ざる若干の危険が存在することである。] 図1
[0016] 図2は、バランス・タンク2を介した循環を示したもので、タンク2は、本発明による入口8を有している。図2では、処理前の製品は、導管1に流入し、熱処理設備ユニット4へ続いている。熱処理設備ユニット4は、低温殺菌器、UHT処理設備ユニット(超高温)、又はバランス・タンク2を介した循環を必要とする何らかの他の形態の処理設備であってもよい。] 図2
[0017] 熱処理設備4が適切な温度に到達すると、処理された製品が導管5から流出する。適切な温度に到達しない場合、製品がバランス・タンク2に流入するよう、弁6が閉じて他の弁7が開く。入口8は、タンク2の側壁11の上端部に配置されている。製品は、熱処理設備4が適切な温度に到達するまで、バランス・タンク2を介して循環する。]
[0018] 図4及び図5は、本発明による入口8を詳細に示したものである。バランス・タンク2は、通常は上部セクション10で覆われているが、ここでは前記上部セクション10を省略したバランス・タンク2が示されている。入口8は、タンク2の上端部分でタンク2の側壁11を貫通している。入口8は、パイプ・ソケット12の中に液体を放出し、このパイプ・ソケット12は、タンク2の内側に固定して固着されている。ソケット12は、下に向かって開口する開口部を有しており、その広がり角度は90〜130°、好ましくは100〜120°であり、好ましい実施例では110°である。この広がり角度は、角度αとして図4に示されている。] 図4 図5
[0019] ソケット12及びその開口部には、それらに直接接続された扇形ディスク13が配置されている。ディスク13は、ソケット12の開口部の広がり角度に対応する広がり角度、つまり90〜130°、好ましくは100〜120°の広がり角度、好ましい実施例では110°である広がり角度を有している。また、ディスク13は、側面部分14を有しているが、ソケット12の開口部は、ディスク13及びこの側面部分14によって完全に密閉される。]
[0020] ディスク13は、さらに、ディスク13がタンク2の側壁11の湾曲した内側に沿うように弧を描いている。さらに、ディスク13は、ディスク13とタンク2の側壁11の間の隙間15が、ディスク13の外端部に位置している点16の部分で約2cmになり、また、この隙間15が、さらに、ディスク13の中央領域の点17の部分で約1cmになるように下に向かって膨らんでいる。]
[0021] ディスク13の外端部16に向かって広くなるように隙間15を設計することにより、本発明による入口8は、5,000〜20,000l/hの容量を処理することができる。製品の流量が少ない(5,000l/h)場合、流れは、ディスク13の中央領域17からディスク13の外端部16に向かって途中まで扇形に分散する。製品の流量が多い(20,000l/h)場合、流れは、ディスク13の中央領域17からディスク13の外端部16までそのすべてにわたって扇形に分散する。]
[0022] 入口8のソケット12は、5〜10cmである長さAを有しており、この長さAは、7〜8cmであることが好ましい。ディスク13は、入口の直径Dの1〜1.5倍に対応する長さBを有している。入口の直径Dは図3に示されている。] 図3
[0023] 入口8は、食品産業の極端に厳しい衛生法要求事項に合致するよう、すべてステンレス鋼で製造されている。食品認可プラスチックなどの他の材料を使用することも可能である。入口8のこの設計により、工場のCIP設備(Cleaning In Place:定置洗浄)を使用して容易に洗浄することができる。]
[0024] いくつかの試験の結果、例えばバランス・タンク2における入口8であって、タンク2の液体表面9の上方から直接にタンク2の中に入っている入口8の場合、約3%の空気が混入することが示されている。製品をバランス・タンク2を介してより長い時間にわたって循環させなければならない場合、もっと多くの空気が製品に混入することになる。本発明による入口8を使用した試験の結果、空気の混入は、もはや測定することができないことが示されている。]
[0025] また、数パーセントの空気の混入は製品に影響を及ぼすことになり、とりわけ熱処理設備4内における製品が腐敗する危険性が高くなる。また、空気が混入することにより、規格に関する混合比の精度のレベルがより低くなるので、乳製品の規格という点においても影響を受ける。また、製品が空気を含んでいる場合、他の測定設備も、精度のレベルがより低くなるという問題を抱えることになる。また、乳製品が空気を含んでいる場合、乳製品の均質化という点においても、同様に、より貧弱になるという問題を抱えることになる。]
[0026] 本発明による、また、以上の説明による入口8は、製品の制御された流入を達成することが意図されているあらゆるタイプのタンク2のために使用することができる。入口8は、さらに、複数の処理に使用することができ、また、空気が混入することによって負の影響を受ける異なるタイプの製品のために使用することができる。]
[0027] 以上の説明から明らかなように、本発明により、流入する製品中への空気の混入を最少化するタンク入口が実現される。この入口によれば、現行の液体表面の上方から製品をタンクに供給することが可能であり、これは、国によっては強制要求事項である。]
权利要求:

請求項1
液体食品製品用のタンク(2)のための、入口(8)であって、該入口(8)は、前記タンク(2)の側壁(11)の上端部に配置されると共に、前記タンク(2)の内側において、流入する製品が前記タンク(2)の内側に沿って扇形に分散するように設計されることを特徴とする入口(8)。
請求項2
前記入口(8)が、下に向かって開口する、90〜130°にわたって延在している開口部を備えたソケット(12)の中に液体を放出することを特徴とし、且つ、90〜130°の対応する広がり角度を有する扇形ディスク(13)が前記開口部から延在していることを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項3
前記開口部及び前記ディスク(13)が100〜120°の広がり角度を有することを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項4
前記開口部及び前記ディスク(13)が110°の広がり角度を有することを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項5
前記ディスク(13)が前記タンクの側壁(11)に沿って弧を描くことを特徴とし、且つ、前記ディスク(13)と前記タンクの側壁(11)の間に形成される隙間(15)が、前記ディスク(13)の外端部(16)の部分で約2cmになり、また、前記ディスク(13)の中央領域(17)の部分で約1cmになるように下に向かってわずかに膨らんでいることを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項6
前記ソケット(12)の長さAが5〜10cmであることを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項7
前記ソケット(12)の長さAが7〜8cmであることを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項8
前記ディスク(13)の長さBが、前記入口(8)の直径Dの1〜1.5倍に相等することを特徴とする請求項1に記載の入口(8)。
請求項9
タンク(2)に該タンク(2)の液体表面(9)の上方から液体食品製品を供給する方法であって、前記タンク(2)が、流入する製品を該タンク(2)の内側に沿って扇形に分散させる入口(8)を備えることを特徴とする方法。
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同族专利:
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引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
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